総合商社の光と闇

総合商社の光と闇を、実際に働いた経験から、限りなくリアルに紹介します

総合商社と採用の話 その2

 

具体的な面接での話し方について。

 

総合商社の面接で重要なのはスピーチをしないこと、考えて話している印象を与えること、です。

 

例えば、学生時代頑張ったことは何ですか?と聞かれ、

「私の頑張ったことは、アルバイトです。四年目にはバイトリーダーをしていて‥‥」

なんて話していたら聞く側はその話に大いなるサプライズがない限り、印象には残らずお見送り可能性が高くなります。

 

「学生時代に頑張ったことですか。色々やっていましたが、一番と言われると月並みですが、アルバイトです。同じ様な話を聞き飽きていますよね。笑 四年目の時にはバイトリーダーをしていて‥‥‥」

 

と話す方が印象的ですし、やはりスピーチされるよりもどこかで会話形式、インタラクティブな面接に持っていくことが重要です。一歩間違えれば馴れ馴れしいという印象も与えかねないですが、そこは少し緊張感を持った表情、トーンの練習をしましょう。 総合商社面接は、エピソードトーク単体では激戦になるので、普通のことを印象的に話す会話(i/o スピーチ)を心がけましょう。 勿論、世界5週しましたとか、弁護士資格もっています、等のホームラン打てるエピソードあればそれで勝負して下さい。笑 

 

あと、考えて話している印象を与える方法ですが、本質的な話の前後に散らばせる言葉選びが大切です。 上記回答でいうと、月並みですがという一言があるだけで、アルバイトは普通のことかもしれませんが、私なりに頑張ってきたことなんですという印象を与え、聞きたくなりますよね。更には、相手の感じるであろうことを先回りして言葉にしておくことで、こいつ分かってるな、と思ってもらえると思います。

例えば、「少し表面的で、就活生の模範回答の様に聞こえてしまうかもしれませんが、御社の理念の心から共感し‥‥」

と、死ぬほど嘘くさい、もはやほぼ確実に嘘の会社の理念に共感したという志望動機でさえ、まあ他の学生に比べたら本気で言っているんだろうなと印象をぐっと良くすることができますよね。

 

就活本やセミナーでは、結論から話せ、簡潔に述べろ、等と書いていますが、簡潔に結論から志望動機言われたって分かりませんし、嘘にしか聞こえません。

「志望動機は御社の理念に共感したからです。なぜなら‥‥」

もうこの時点で、面接官はうんざりです。 とにかく話し方を磨いていくことで、コミュ力重視の総合商社面接では通過率が上がります。

 

私自身、投資銀行も就活生時代に受けていましたが、投資銀行なんかは面接というよりも問題みたいなのが多くて、それなりに簡潔にロジカルに答える必要性は有りましたね。総合商社は、ケース面接とか、金融緩和についてどう思う?とかまあ無いので

話し方テクニックで乗り切れる部分は多いに有ります。  

この手の話は書きたいこと沢山有るので、今後もう少し深く書いていきます。

でも、ブログ趣旨の総合商社の実態とは無関係なので、暇な時に書きます。